認めてほしい!でも認められない、この矛盾をどう解決するか

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承認欲求
上司や友達、家族など身近な関係性の中で「もっと自分を認めてほしい」と思ったことはないでしょうか。
先日、クライアントのAさんからこのような悩み相談を受けました。
いくら結果成果を出しても、上司が全然ほめてくれないんです。。だからモチベーションが続かなくて。。
人間の欲求には「承認欲求」があるため、無意識に相手の言葉や表情をみて、それに合わせて認められようとします。しかし、残念ながらその期待は思った通りになりません。
Aさんの場合も上司にほめられることを期待していますが、その期待通りの結果にはなっていません。
このような「認められたい」という心と、認められた、という現実が作れない、このこととどのように向き合っていけばよいのでしょうか?
期待を小さくする
Aさんは、いくら努力して結果を出してもほめてくれない、評価してくれない上司を見て
「あぁ、この人に対して大きな期待をする自分が間違っているんだ。だったら、期待しないようにしよう。」
このように思います。
人間は過去の体験や経験に基づく「〇か×かの判断基準」によって未来を予測し、選択しながら生きています。特に〇だと予測する方を選択する傾向にあります。
しかし、その〇に基づいた予測でいくら一生懸命に動いても思うような結果(評価される自分)にはなかなかなりません。期待しないようにしたとしても、評価してくれるようになるわけではありませんからね。
けれども「自分が残す結果がまだ足りないんだ。。」と自分を責めたり「上司の性格が悪いんだ。」と相手を責めたりします。
結局、自己否定
自分を否定したり相手を否定したりしつつ、最終的には
「やっぱり自分は認められない人間なんだ。。」
という自己アイデンティティを再確認し、その規定をより強固にしてしまいます。
だから、よりもっと「認めてほしい!!」という心が増してきます。Aさんがずっと繰り返しているのは
「認められない!認めてほしい!」という心の動きです。
このように人間は自ら自分自身を条件づけ、自分自身をどう思うのかというアイデンティティを規定してしまっています。
それは、自分の限界を自分で決めつけているということでもあります。
認められたいと欲する心を持つこと自体が悪いわけではなく、それを生み出す自己アイデンティティを自らが固定させてしまっていることに気が付くことが大切です。
認識技術(Ntechでの解決方法)
認識技術では、囚われない自己アイデンティティのイメージを育て、真に認め、認められる関係性を築いていくための道具になります。
さらに、この体が自分という個人の範囲で物事を考え、エゴを満足させるのではなく、エゴを満足させることを卒業し、自分の範囲をどこまでも広げることができるので、悩みの次元が変わってきます。
認められたいけれど、認めてもらえない、この矛盾を少しでも感じている方は、無料相談を受け付けていますので、ぜひお問い合わせください。
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