コミュニケーションの変化は自己アイデンティティの変化から始まる

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言いたいことが人に伝わらない。。
「部下や後輩に仕事を教える立場になったので、目の前の人にやってほしいことを伝えないといけないんですが、なかなか思った通りに伝わらないんです。。」
最近、このような悩みをクライアントのAさんから相談されました。
理想のコミュニケーションはあるものの。。
「思ったことを正確に相手に伝えたい。」
「いちいち後輩からの質問に答えるのもめんどくさくて嫌。。」
そう思ってはいるものの、なぜうまく伝わらないのか、Aさんはその理由がわからず困っています。
自分の伝え方に原因があるのではないかと思い、考え方を整理するセミナーに参加してみたり、表現力を向上するセミナーに参加してはみたものの、なかなか解決しませんでした。
伝わらない原因は?
Aさんの話を聞く中でわかったことなのですが、Aさんは伝えた相手に対して「何か質問はある?」と一切聞いたことがないそうです。Aさんは小さい頃、お母さんに何を聞いても答えてもらえませんでした。その蓄積の結果、人に何かを確認するということを行う習慣がそもそも身につかないまま大人になりました。
確認しない理由として1つわかったのは、
自分なんかが発した言葉が相手に伝わるはずがない。。
という自分に対する自信の無さでした。母親に対するコミュニケーションの諦めが自信の無さにもつながっています。
伝わるはずがないと無意識で思っているため、相手に確認すること自体に恐怖があって確認ができないのです。
しかし、どうすれば自分に自信を持つことができるのかもわかりません。
自分に自信を持つためには?
人間だれしも未熟な状態で生まれてきています。赤ちゃんの頃はミルクが欲しくてもおしっこがしたくても、眠くても、それを表現する言語を持っていません。ですから、何かアピールしたくとも泣くことしかできないのです。
そして、泣くことでお母さんにアピールしたとしても、期待した通りの結果が返ってくるとも限りません。ミルクが欲しいのにオムツを替えられたり、眠たいのにミルクを飲まされたり、期待したものと違う結果が来るということを多く経験しています。
ですから、根本アイデンティティ(自分自身をどう思うのか?)のところで、自分に自信が無いのです。
考え方や思い方を変えることで自信をつける方法も世の中にはたくさなります。例えばアファーメーションといった、できる自分を思い込むといった手法です。
この手法はある程度の効果はあるかもしれませんが、必ず限界がきます。それは自己アイデンティティが「自信がない自分」のまま、思い方で「できる自分」を思い込むことにあります。
自信がない自分(×)から自信がある自分(〇)にいこうとすることで、必ず×の自分を蓄積するようになり、結果的に〇より×の自分に戻ってしまいます。万が一思い込めたとしても、それを他の人ができるとは限りません。自分個人の体験・経験は100%共有することができないのです。
自分の自己アイデンティティが変化すること、小さい頃に思い込んだ自分ではなく、無限の可能性そのものの自分を認識するための技術・道具が必要です。
こんな未来が待っています!
自己アイデンティティが変化することによって、伝わらない出発のコミュニケーションではなく、伝わる・伝わらないにとらわれないコミュニケーションができるようになります。
自分の発した言葉が相手にどう思われるかばかり気にするのではなく、相手がどのように受け取っているのか、そちらに興味関心を持つことができるので、相手にも質問できるようになります。
思い込みによって、自己完結した人との関係性から、なんでも思ったことを言い合える新しい関係性を構築することができます。
まずは、無意識エンジン発見セッションによって自分がどんなコミュニケーションのパターンを持っているのかを知ること、そしてNoh Jesu 1dayセミナーによって、アイデンティを変化させる道具・技術を知ることができます。
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