顧客からのプレッシャーに押しつぶされそうなとき、まずは視野を広げましょう

この記事を読むのに必要な時間は約 3 分です。
あなたは仕事をしていて、顧客と接する機会はあるでしょうか。
私はもともとシステムエンジニアをしていて、よく顧客とやりとりをすることがありました。
仕事の中で一番のストレスでもある部分でした。
システムをつくったり、自分の作業に没頭しているときはいいのですが、それを一番評価されるタイミングでもあるからです。
顧客が要求する品質になっていなければ、相手にもよりますが、かなりきついことを言われることもありますし、場合によっては仕事の契約自体を失う可能性だってあります。
私がメインでプロジェクトを担当していたとき、かなりショックを受けた出来事があります。ある程度、システムができたのでそれを顧客先に出向いてデモ(実演)を行ったときがありました。
会社内でシステムをつくっていたときは、想定通りの動作をしていたのもあり、安心の気持ちがありました。しかし、顧客先で動作をさせたときは、環境が違ったからか、想定通りの動作をしなかったのです。それを見た顧客はすぐダメ出しを始めます。「全然ダメじゃないですか!」「何をしていたの?」と、私がこれまでに行ってきたことの価値が0だったのではないかと思うほど、きつい言葉を浴びました。
それを聞いて私が感じたのは、「存在を否定された。。」ということです。私が一生懸命やってきたこと、それに価値がないばかりか、私自身に全く価値がないかのように受け取ってしまったのです。これは受け取る側の問題で、そこまで深刻に受け止めない人もおそらくいることでしょう。
その受け取り方を変化させることも重要ですが、もう1つ重要なことは「なぜ顧客の方を上にみていたのか?」ということです。当たり前すぎて気づいていなかったのですが、無意識的に
お金を払っている側が上で力がある、お金をもらっている側が下で力がない。
そう思っていました。
例えば、会社から毎月給料をもらっている人が、「来月から給料を払いません。」と会社から言われたとします。あなたは来月からも会社に行きますか?おそらく行かない人が大多数ではないでしょうか。要はお金を払うという力によって、会社と社員は協力関係を組んでいるということです。それが無くなればその協力関係は終わります。
同じことが私(会社)と顧客の間にも起きていたのです。現代は資本主義社会ですから、お金がないと生きていけない、と無意識深く思っているはずです。
ですからお金をもらえなくなることに常に不安を抱いて生きている人も多いことでしょう。
顧客からのプレッシャーに押しつぶされそうになることは、ビジネスマンであればおそらく共感するのではないでしょうか。その現象をどうにか変化させたいと思うことも大事ですが、プラスα、なぜ自分と顧客がそのような関係にあるのか?について、今の時代というところに視野を広げて考えてみてもよいでしょう。
あなたはお金で繋がる関係性に満足しているでしょうか。私はその関係性は嫌だと思い、お金だけではなく、人と人として繋がれる道を模索していく中で「認識技術」と出会いました。
認識技術の詳細についてはここでは省きますが、明確に資本主義の限界とそれを超える人本主義を提唱しているのをみて、ここは何か答えを持っている、と感じました。
興味を持たれた方、ぜひ認識技術と出会ってみてください。
-
前の記事
上司がむかついて仕方ない、そんなときは上司と仲良くなるチャンスです。 2018.03.24
-
次の記事
「貯金=正しい、借金=悪い」その発想が逆転したとき、真の変化がスタートします。 2018.03.26
コメントを書く