自称人見知りが多い日本人~人と会っても何を話せばよいかわからないのはなぜ?~

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人と何を話すの?
このブログを読まれているあなたは「初対面の人、会うのが2回目くらいの人など、それほど親しくない人と何を話せばよいのか?」という疑問を持ったことはないでしょうか。
私はその疑問と向き合い、結果として、高校くらいから積極的に人と関わらない道を選択した人間です(笑)
今振り返るとなぜそうなっていたのかはよく理解できます。いくつか理由を挙げてみます。
①人見知りだった
私は子供の頃から人見知りでした。知らない人と話すのがすごく嫌いで、そういう人が多い場所に行くことが苦痛でした。人見知りではなくなった今、いろいろな人と会って話すと、日本人の自称人見知り率の高さに本当に驚かされます。「自分だけじゃなかったんだ!」と気づきました。しかし、生まれたときから人見知りという人はそもそもいるのでしょうか?
否(いな)です。先天的なものではなく後天的なものが影響して「自分は人見知りだ!」と思いこんでいるだけです。しかし、この思いこみをゼロ化することは、既存の手法では本当に難しいです。その理由はまた別記事でお伝えします。
②人の目を気にしていた
無意識で「自分は愛されない、認められない」を蓄積していたことで、他人からの評価をとても気にしていました。だから、「こういうことを言ったら目の前の人はどう思うのだろう?」「このこ言葉を投げかけて嫌われたらどうしよう?」そんなことばかり思っていました。相手からすればそんなこと知ったことではないでしょう。そういう自分の気持ちなど一度も表現したことがなかったからです。
③人との関係が設定できていなかった
例えばあなたの目の前にペットボトルに入ったお茶があるとします。あなたは今、とても喉が渇いています。次にどんな行動に移るでしょう?おそらくペットボトルの蓋を開けてお茶を飲むでしょう。これは「あなた」と「ペットボトルのお茶」との間に関係性が設定されているからできることです。「あなた」と「ペットボトルのお茶」が1対1で出会うことで「お茶を飲む」という行為を行います。
では、これを人と出会ったときで考えてみましょう。「人と出会っても何を話せばよいのかがわからない。」これは、喉が渇いた状態でペットボトルのお茶と出会っても何をすればよいのかわからないことと仕組み・構造的には同じです。人と会っても実は1対1で出会っていないのです。
私はまさにこれでした。他人と自分がどんな関係なのか、どんな関係をつくりたいのか、全くわかっていませんでした。
①~③を通して、なぜ私が人見知りだったのかを解析してみました。これを読んでいるあなたがもし人見知りでしたら、ぜひ自分自身のことを振り返ってみたらいかがでしょうか。
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