建前はどんどん使いましょう!それによって本音を話せるようになります

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日本人論が語られるときによく使われるのが「本音と建前」です。
本音では「めちゃめちゃ腹が立つ!」と思っている相手に対しても建前で合わせてしまう、そのようなことは経験ないでしょうか。
日本人の美徳としても語られることが多い、本音と建前ですが、海外の人からするとなかなか理解が難しいこともあります。
実際、このような経験はないでしょうか。
職場の上司からの指示が分かりづらくて、ミスをしてしまったとき、本音では反論したかったけれど、つい言葉を抑えてしまった。
好きな人から優しい言葉をかけられたけれど、ついぶっきらぼうに答えてしまった。
本当は引き受けたくないお願い事を友達からされたが、つい断れずに引き受けてしまった。
どの事例にも共通しているのは、自分以外に意思決定の基準軸があるという点です。この状態は自分自身の中に2つの気持ちがあるので、必ず矛盾が生じます。ただ、無意識でやっているので、そのことに対する問題意識もありません。
これがやっかいなのです。無意識で建前を使ってしまい、本音では違うことを考えている、これが蓄積するとどうなるでしょうか?シンプルです。
「めちゃめちゃ疲れます(笑)」
しかし、まずこのように疲れるなりなんなり通常との違いを認識できないと、建前を使い過ぎることに対する問題意識も芽生えません。
このように、疲れるなど自分の心や体になんらかの変化があったら、それが1つのサインとなります。
建前の大変さ・地獄に気づけば同時に本音に対する素晴らしさ・天国にも気づくことができます。
本音で交流することの重要さは、まず
「自分が建前しかしていない。」
このことに気が付くところからがスタートです。
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Author:よしじゅん 投稿一覧
元システムエンジニア。会社の中で機械のように働く自分や周りに気づき、何かおかしいと思う。そんな時、アナログ認識の人間をデジタル認識に変える技術nTechと出会い、心をプログラミングできるようになる。現在は人間とテクノロジーが両立できる社会づくりに取り組んでいる。
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