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なぜ「社畜」はいなくならないのか?

なぜ「社畜」はいなくならないのか?

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このブログを読まれているみなさんは「社畜」という言葉を聞いたことがあるでしょうか。

社畜とは、会社の畜生、つまり会社からみた豚や牛といった畜生ですね。IT化がいくら進んでも過労死やそれによる自殺はなかなかなくなりません。

とあるITベンチャー企業の社長と話したときのことです。7人くらいの会社なのですが、社員が自分のこと、プライベートのことは置いておいて、会社のためだけに仕事をして、結果的に体を壊してしまうそうです。これは、社員に奉仕の精神が強いから起きることなのでしょうか。それとも自分のための時間を使うことに抵抗があるから起きていることなのでしょうか。

また別の角度から考えてみましょう。日本には「ブラック企業」という言葉があります。2017年は電通の女子社員が自殺した事件もあるなど、会社側の待遇に問題があるなどして、会社側が悪者として扱われることが多いです。それもあって、社員側にフォーカスされることがあまりないため、そもそも「社畜」という言葉もそれほど浸透していませんし、自分がまさか他の人から見たら社畜だという自覚もない人が多いでしょう。

日本は古くから「お上の言うことには従う」、「長いものには巻かれろ」と言った風潮がないでしょうか。メジャーな方に流れやすい傾向があります。そのDNAがあるからか、自分の意見を言うことよりかは他人、特に自分より権威・権限が上の人の意見に流されることが多いのではないでしょうか。会社で言えば直属の上司が分かりやすいでしょう。上司の意見に逆らうよりも、上司の言うがまま、言われたことをこなすことに慣れている人は多くないでしょうか。これも社畜がいなくならない理由の1つです。既存の枠を壊すより、既存の枠の中で正解を探そうとするのです。

社畜と呼ばれる人たちにはある共通点があります。それは会社の外に出ることに対する恐怖があることです。「お金がない」、「時間がない」、「能力がない」、「自信がない」。全部言い訳です。会社という肩書きを持っていなければ人と関係もつくれないし、自分の能力も発揮できない、そんな人は周りにいないでしょうか。

組織に依存するのではなく、個として立った上で組織を道具として活用する、そんなイメージを持った人がいない、もしくは少ないのが社畜がなくならない原因ではないでしょうか。