普通が普通でなくなる時代、人間はどう生きればよいのか?

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あなたにとって「普通」とはどのようなイメージでしょうか?
何かしら、過去から現在にかけて体験してきたこと、経験してきたことから作られたものが「普通」という一言に込められています。
私自身は「普通の人」と他人からみられることがとても嫌でした。なぜならば、それだと自分の存在意義を感じにくかったからです。しかし、同時に「普通」からはみ出すことへの恐怖もありました。一度はみ出すと、「普通」でいたときには付き合いのあった人たちとの関係性が崩れることを恐れたのです。
最近、インターネットで話題となっている落合陽一さんは「これまでの普通は、これからの普通でなくなる」と言っています。普通が普通でなくなる世界で、「普通」であり続けたい人はどのように生きればよいのでしょう?
私が「普通」と呼ばれる生き方を選択してきたのは、そのほうが楽だからです。しかし、一方ではつまらなくもあったので、普通から離れたい気持ちもありました。しかし、それはそれで難しかったのです。たいていのことはすでに先人がいるからです。普通からはみ出たくて何か新しいことに取り組んだとしても、世界を見渡せばすでに誰か似たようなことをしている人がいる可能性の方が高いです。
私はとあるキッカケで気が付きました。それは普通であること、普通でないこと、そこに自分の気持ちが囚われていたということです。本来はどちらを選択したとしても楽しめる自分の状態さえあれば、何の問題もないのですが、どちからかに固定してしまうことで日常生活、人生を楽しむことができていなかったのです。
人間は脳機能に特徴を持っていて、必ず違いを見ようとします。
このように、違いを取ることができない状態にあると、人間は不安になるそうです。違いがない世界、つまり境界線が無い世界と境界線が有る世界、その両方を楽しめる「認識」、そこにこれからの時代の人間の生き方のカギがあります。
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