観たくない過去の黒歴史、勇気を出して観ることで、あなたは生まれ変わる

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あなたには見たくない過去、思い出したくない過去はありますか?どんなに順風満帆の人生を送っている人であっても1つや2つくらいはあるのではないでしょうか。完璧な人間などこの世にはいないからです。
今や日本で一番多くの資産を持つSoftbankの孫正義さんでも、在日韓国人ということでかなりの差別を小さいころに受けてきたそうです。彼はその差別すらエネルギーに変えて現在の地位にまで上り詰めています。経営者には小さいころの私憤を原動力に変えて成功している人は多いです。
私自身にも思い出したくない過去はあります。個人的には見たくないとも思い出したくないとも思っていない、つもりでしたが、無意識で思い出さないようにしていたのです。
例えば、小さいころ双子だという理由で学校の同級生からいじられたり、顔にほくろがあるということでからかわれたりしたこともありました。また、双子だという理由でよく相対比較もされて、自分に対する存在意義や自信も失いました。大人になっていくとそういうことは思い出さなくなりました。過去を見るのではなく、常に未来を見るようになったのです。
思い出すといやなこと、思い出すと自分の存在意義を見失いそうなことを、無意識的に思い出さないようにすることで、自分のアイデンティティーを守ろうとしていました。
しかし、自分自身に向き合わないことはある意味、次の次元へ進化することをとどめてしまうものでもあります。何かを否定しない限り、それを超えるものは生まれないからです。ガラケーを否定してスマホが生まれたように。自分を一度とことん否定することを通して新しい人間として生まれ変わる、これは動物では絶対できないことで、人間にしかできないことなのです。
人間だれしも、0~12歳の間に起きた感情レベルのショックな事件によって、自分自身に対するアイデンティティーを決定します。これを「無意識エンジン」と言います。
この無意識エンジンにつかまって、24時間365日、生まれてからずーーーーーーっと、実は同じことを繰り返し、無意識エンジンによって恋人にも振られ、無意識エンジンによって転職し、無意識エンジンによって人間関係を切る、全部の現象に常に働くのが無意識エンジンなのです。
こうやって聞くと無意識エンジンが悪いもののように受け取る方もいらっしゃるかもしれません。しかし、途中ご紹介したように、自己否定することは悪いことではありません。進化するためには必ず必要な要素なのです。だから、無意識エンジンが悪いわけではなく、新しく生まれ変わるために必要な要素であり、道具でもあります。
ぜひ観たくないと逃げることなく、一歩踏み込んで過去の自分を観てあげましょう。そのとき、あなたは新しい人間として生まれ変わるはずです。
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