人工知能を使った出会いで170億円の被害を出している人間の悲しい性

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あなたは人工知能(AI)の道具になりたいですか?それとも人工知能を道具として使いたいですか?
こう問われたとき、前者を選択する人は多くはないと思います。
人間が造った人工知能の下に人間が付くことに抵抗を持つ人は多いでしょう。
その想いに反するような出来事が既に現実問題となっています。
異性との出会いの道具としてもインターネットは便利な存在です。
「ネット 出会い」などとググれば、たくさんそういったサービスがヒットします。
さらに最近では、人工知能(AI)を活用した出会いサービスも登場しています。
愛媛県では実際に900組もがAIを使ったサービスで結婚しているそうです。
「ID婚活」行政が人工知能とビッグデータで縁結び、結婚900組成立 愛媛県
驚きですね。ビッグデータの強力さを物語るニュースです。
しかし、人工知能を使った出会いがいいことばかりとも限りません。
女性だと思って、コミュニケーションを取っていたら、実は女性でも男性でもなく、人工知能のプログラムだった、というものです。それによって金銭的な被害にもなっています。
「出会い系アプリの女性がプログラムだった」という男性の悲痛の叫び、被害総額は170億円超
人工知能に人間が騙されてお金を損する、皮肉な話ですね。
ここで私が重要だと思うのは以下の点です。
それは、「人工知能の力を頼るくらいに衰えている人間のコミュニケーション能力の低下」です。
そこから目を背け、テクノロジーの便利さに流れて、本質を見破ることのできない人間の現在地に目を向けるべきでしょう。
オンラインで付き合う異性を見つけようとすることが一概に悪だとは思いません。しかし、オンラインだけに頼らずオフラインでの人との出会いに対してもっと意欲的になることも大事なのではないでしょうか。
今すぐにでも関心を持ってもらいたいのは、人工知能を頼るところと頼らないところの線引きを明確にすることです。
人工知能に任せるべきこと、人間しかできないこと、この判別を付けることができなければ、これからの時代を生きていくことは難しいと言わざるを得ません。
なぜなら、時代は必ず変わるからです。
Industry4.0(AI・IoT時代)からIndustry5.0(心の時代)へ。
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