上司がむかついて仕方ない、そんなときは上司と仲良くなるチャンスです。

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仕事をしている中でのあるある話、それが上司との折り合いが悪いことではないでしょうか。
年代も価値観も育った環境も全く違う赤の他人同士であるわけですから、価値観も全く違うでしょう。
友達でも家族でもありません。たまに飲みにはいくかもしれませんが、それも嫌々ながらではないでしょうか。飲み会でも過去の自慢話や仕事の愚痴、しょうもないテレビの話をされ、聞くのもストレスです。
あなたと上司は、ただ同じタイミングで同じ会社の同じ部署にいるという共通点があるだけです。
自分の意志で上司を選んだわけでもないですし、いつも怒られます。「あれをやれ」「これをやれ」、そういった指示はよく出すけれど、指示通りにやってもほめてもくれないし、やってることが違う、とまた怒られます。
そんな上司をとてもじゃないけれど尊敬はできないですし、どちらかというとむかつく相手だと思っていないでしょうか。
上司がイヤだから、環境を変えようとして転職を考える人も多いでしょう。しかし、それは一時的な解決策にしかなりません。転職先にもムカつく人は必ず現れます。なぜなら、
絶対的にむかつく上司はそもそも存在しないのです。むかつく上司を存在させているのはあなた自身です。
これを聞いてもピンとこない人はこう考えてみてください。絶対的にムカつく上司が存在するためには、まず
部署内の人からは全員むかつかれないといけません。部署内だけではありません。会社内の全員からもです。
この時点で当てはまる人はいるでしょうか?
社員全員に一人一人聞くのは不可能でしょう。一部の人から噂話として上司の評判の悪さは聞いているかもしれません。しかし、それは部分であって全員の意見というわけではありません。
上司のさらに上司からみたら、責任感が強くて仕事ができる人物、そのように映っているかもしれません。
自分が見ている世界だけに固定されているから、むかつく上司だと思うのです。
当たり前すぎる話かもしれませんが、これは意外と盲点です。他の人からみたらむかつく上司ではないとはわかってはいても「でもむかつくんだよ!」そう言いたくもなるでしょう。
そんなときは「なぜ、別にむかつかなくてもいいのに、あえてむかつくのか?」にフォーカスしてみましょう。
むかつく上司ではなく、自分の持っている判断基準にフォーカスするのです。そうすると、例えば「こちらの話を全然聞き入れてくれないから。」という理由が出てくるでしょう。
①話を聞いてくれない⇒②人の話を聞くのは〇、聞かないのは×⇒③話を聞いてくれない人は拒否、嫌いだ
という思考が働いて、話を聞いてくれない上司がむかついているとしましょう。②の判断基準が生まれる仕組みについてはまた別の記事でフォーカスします。
ここで大事なのは③に固定している観方を変化させることができるかどうか?です。それをすることができるのが「自分の観点・認識を変化・運動・移動させる認識技術」です。
認識技術について詳しく知りたい方は「お問い合わせ」からぜひご連絡ください。
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