人生は変わるし、でも変わらない

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「人生は変えることができる」
こういう言葉、ネット上や本で一度や二度は見たり聞いたりしたことはないでしょうか。
「人は変わるのか、変わらないのか。」
長く議論され続けてきたテーマかもしれません。
変わるにしろ、変わらないにしろ、そもそも
「何を変化とみるか?」
が大事ではないでしょうか。
お金をたくさん儲けることなのか、彼氏・彼女ができるようになることなのか、会社員から独立することなのか、変化のイメージもバラバラでしょう。
目に見える変化なのか、目に見えない変化なのかもあります。
ここでは
変化 = 「永遠に変わらない世界」と「条件によって変わる世界」の差を認識すること
と規定します。
「永遠に変わらない世界」というのが抽象的でイメージがわきにくいかもしれません。
頭で思い浮かべてください。
・光が一切入らない部屋に入り
・厳重な目隠しをし
・布団をぐるぐる巻きにして
・強力な耳栓をする
この状態を10分、1時間、5時間続けたときの1兆倍くらいの感覚が「永遠に変わらない世界」だとイメージしてみてください。
5感覚から入ってくる情報を極力排除した状態です。
12時間その状態だとして、目隠し・耳栓・布団・暗闇の部屋から解放され、5感覚をフルにオープンできたときの心情はどのようなものでしょう?
ちょっとした変化にさえ敏感になっているでしょう。
私たちは普段、変化する世界に慣れ過ぎていて、ちょっとした変化にも気づきにくくなっているのです。
「変わりたくても変わる勇気がないんです。。」
こういう声はよく聞きます。だから、自分がチャレンジできる範囲のことで変化をつくろうとします。
しかし、そもそもあなたは変化でしかありません。1秒前のあなたは今のあなたと違います。
変化に対して外部からの刺激が必要だというのも一理ありますが、変化を決断をするのは本人でしかありません。
今が変化していない、だから変化する、というのは常に変化していない自分を蓄積するだけです。
余計変化しにくくなるでしょう。
・今の教育がダメ
・食事がダメ
・環境破壊がダメ
・政治家がダメ
徹底的にいろいろなものに×をつけ、そこから○に向かおうとする原動力には限界があります。
×の自分がどうやって〇になるのでしょう?
究極の矛盾です。本心ではできっこないと思っていることをできるように頑張るのです。できるはずがありません。ただ、この矛盾に多くの人が気が付いていないのも事実です。それくらい盲点なのです。
なぜ勇気が持てないのか?
答えはシンプルです。心に家があって、そこから1秒も外に出たことがないから、です。
普段のことを思い浮かべてください。あなたは家に住んでいるでしょう。一軒家なのかアパートなのか、マンションなのか、種類はいろいろあります。
その家は
・いつ(建築年)
・どこで(住所)
・だれが(建築会社)
・なぜ(建築会社の意図)
・何を(家を)
・どのように(施工方法)
建てられたのでしょう?あなたは知らないとしても建築会社などの設計者は知っているはずです。知らないと家は建てませんからね。
この家を中心として、学校、会社、友達の家、買い物、旅行、いろんな場所に行きます。
同じように心の家をみんな持っています。
体が行く場所を決めているように思いやすいですが、体を動かしている心が決めているのです。体の行き先は心が決めた後の結果にすぎません。
重要なことは心の家の設計図を多くの人が知らないということです。
だから、勇気が持てないことにいつまでも囚われてしまうのです。
そもそも勇気が持てる持てないなんて、気にする必要はあるのでしょうか。
自分の髪の毛に火が付いている状態で、勇気を持てないことに悩む人がいるでしょうか。
「まず火を消せよ(笑)」
と周りから見たら言いたくなるでしょう。
何か心に引っかかりがあるとき、囚われがあるときは、なぜそういう状態になっているのかを観察する必要があります。
しかし、その道具がこれまではありませんでした。
心の家の設計図が無かったからです。Ninshiki Technologyでは、明確に心の家の設計図がわかるようになっています。
なぜか同じことを人生で繰り返している、ような感じがする、そういう方は心の設計図づくりに取り組んでみてはいかがでしょうか。
心が囚われても、いつでも囚われから自由になれる、めちゃめちゃ便利な道具ですよ。
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