人間の意識と無意識が生まれる仕組みを活用した生き方へ

この記事を読むのに必要な時間は約 3 分です。
みなさんは普段、自らの表情や言葉、行動がどこからどのような仕組みによって生まれるか意識していますか?
おそらく意識していない人がほとんどでしょう。
意識していてもしていなくても、この質問にはどう答えるでしょうか?
「あなたの意識はどこから、どのようにして生まれますか?」
意識は意識ではないもの(ここでは「無意識」としましょう)から生まれています。
では無意識とはどこから生まれるのでしょう?
この問いに対する答えがないのが今の科学技術の現状でもあります。ただ、科学技術の最先端にいる方々の追求はすごいです。例えば下の記事を見てみてください。
人が身体を動かす時には脳細胞が筋肉に対して「動け」という指示を出します。英語で、脳細胞が働くことを「fire」、つまり発火すると言うのですが、ある実験で、手を上げようとした時に、手を上げるために筋肉を動かす脳細胞と、手を上げようと思った脳細胞とでは、筋肉を動かす脳細胞の方が先に発火していることがわかりました。
つまり、「手を上げよ」と意識が命令して手が動くのではなく、「手を上げるための準備をした」から意識がついてくる。自己意識は行動を追認しているに過ぎないことが明らかになったのです。では「私」という存在は何か。
この記事から読み取ることができるのは、「行動(手を挙げるための筋肉を動かす脳細胞)=人間」でも「意識(手を挙げようと思った脳細胞)=人間」でもないということです。
行動する主体が人間であったとして、意識を生み出すものが無意識だと言えるでしょうか?その答えを知るためには、無意識すら無いところから、無意識が生まれる仕組みを知る必要があります。
さらに無意識の
What(何か)、
Why(なぜ必要か)、
How to(どのように)
を理解しなければいけません。
最先端の宇宙物理学者たちが研究しているのは、人間や自然、宇宙を構成している「素材」ですから、無意識の素材とは何かについても答えることができなければ彼らは納得しないでしょう。
私が道具として活用する認識技術では、意識と無意識すら無いところから、意識と無意識がどのように生まれるのかを明確な論理とイメージによって説明しています。
心理学などでもよく聞く話ですが、人間の意識と無意識の割合は圧倒的(99.99999…%)に無意識が多く、意識が少ないです。ですので、意識を変化させようとしても、どうしても無意識に支配されてしまいます。
「明日からダイエットしよう!」と意識レベルで決断したとしても、無意識が納得していなければダイエットを継続することはできません。
認識技術を活用すれば、意識と無意識のそのさらに外へ出たところから意識・無意識を観察することができるので、どちらにも支配されない大自由の心を得ることができるのです。
人間の意識・無意識が生まれる仕組みを知りたければ、令和哲学がオススメです^^
-
前の記事
目に見えないものに対する決めつけ 2018.02.10
-
次の記事
「諦め」はどのように生まれるのか? 2018.02.13
コメントを書く