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「貯金=正しい、借金=悪い」その発想が逆転したとき、真の変化がスタートします。

「貯金=正しい、借金=悪い」その発想が逆転したとき、真の変化がスタートします。

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ここ最近のゼロ金利政策で減ってきているかもしれませんが、あなたはコツコツ貯金する節約タイプでしょうか?

私はもともと、かなりの節約タイプでした。新入社員のとき、会社の寮に入っていたのもあったかもしれませんが、特に意識することもなく、1年で100万円も貯まっていました。

①モノをほとんど買わない。

②外食をあまりしない。

③遊びにもいかない。

④趣味にお金をかけない。

書いてみて気づきましたが、ただの友達がいないやつだったようです(笑)

親が倹約家だったためか、お金を使うということに対してかなり抵抗を持っていました。お金を使うよりはお金をいかに貯めるかに意識を向けていましたし、使うことがダメなことだと思っていました。年金がもらえるかどうかもわからない世の中ですから、将来のためにお金を貯めておくのが私にとっての正しいことでした。ですから、たまに周りにいた、「お金がない、お金がない。」と言う人を見ると「こいつ、バカか?」「何でそんなにお金がなくなるのか、意味がわからない。」そんな風に思っていました。

良い・悪いは抜きにして、彼らはお金を使うという方に意識が向いていたのです。お金を使った分、それ以上にお金を得ることができれば、別に使っても問題ないですし、お金は使わなければ経済は循環しません。

今振り返って思うと、私はかなり個人主義バリバリでした。いかに自分のお金を多く持つか、将来のためにお金を貯めておくか、そればかりに気が向いていました。お金は常に動いているものです。今この瞬間にもインターネット空間上では大量のお金が動いています。

 

手元にあるお金だけがお金ではなく、必要なときにお金を引っ張ってくる能力があれば、別に借金をしていても問題はないのです。今や日本の大富豪でもある、ソフトバンクの孫会長が、一方で会社としては莫大な借金をしていることをご存知でしょうか。彼は借金を恐れることなく、どんどん新規事業に手をつけて会社を拡大させていっています。

借金=悪いもの、というイメージが日本人の多くに根深くしみついています。それは戦後の教育の影響もあるでしょうし、お金を投資するという意識よりは消費するという方の意識の方が強いからでしょう。

いくらお金を使っても、使った分以上のお金を引っ張ってくる人間力・人間関係力・魅力などの力さえあれば、現時点で手元にお金がなくても、なんら問題はありません。手元にお金がないことよりも、お金を引っ張る力がないことをどうするかに悩んだ方がよっぽど生産的です。

お金を消費ではなく、投資としてみることによって、よりお金を引っ張ってくることに意識が向くようになります。あなたはお金の消費者で人生を終えますか?それともお金を生産する側になりたいですか?