【批判の文化】IT後進国、日本の背景にある涙とは何か
- 2021.07.21
- 社会

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AIを超えるGI創造者、よしじゅんです。
いつもブログを読んでいただきありがとうございます。
今日のテーマは「批判の文化」です。
👇のブログ記事を読んでみての感想を中心に書いていきます。
去年、コロナパンデミックがキッカケとなってリリースされた、新型コロナウイルスの接触確認アプリ「COCOA」が話題になりました。
開発されたのは、デプロイ王子というエンジニアの方です。
私が上記ブログとデプロイ王子のツイッターを見ていて率直に思ったこと、それは
「え?これで叩かれるの??」
ということでした。
経歴的にも素晴らしいエンジニアだと思いますし、3週間というものすごい短い納期で開発に取り組んでいたのでしょう。
しかも、ボランティアです。
私もエンジニア経験があるからわかるのですが、バグのないプログラムは存在しません。それはつくる側の人間に不完全性があるから仕方のないことです。
このような批判(というよりも誹謗中傷に分類される)が起きるのは、日本人の多くが「オープンソース」という概念の理解をしていないからだと思います。
OSのLinuxをはじめ、今世界中にある製品の中にはオープンソースを利用しているものが数えきれないほどあります。
そして、このオープンソースが成り立つのは、よりよいものは広く公開してお互いに助け合おうという、貢献の精神があるからこそです。
デプロイ王子さんもこの新型コロナウイルスによって起きていることに対して、何か役に立ちたいという一心で立ち上がってくれたのでしょう。
こんな善意の塊の人がなぜ、不具合があったことで批判されないといけないのか、私が彼の立場だったら、「こんな目にあうんだったら二度と貢献なんてしない。」と思うでしょう。
中国やアメリカであれば、同じようなことは起きません。
なぜなら、不具合はあって当然という大前提があるからです。ピンチをチャンスにする精神があります。それに対して日本は超がつくほどの完璧主義です。不具合に対して寛容さがありません。
中国やアメリカは使いながら、バージョンアップを繰り返しながらよりよいものをつくっていきます。
だから、どんどんチャレンジが起きます。しかし、完璧なものを求められる日本ではチャレンジが起きづらいです。
【日本の特徴】
・出る杭は打たれる
・完璧主義
なぜこうなってしまったのか?
それを理解するためには、ステージ2の日本を理解しないといけません。
ステージ2の日本にはとてつもない「涙」があるのです。

事実と解析に区別ができなくなっている日本人。これでは論理的な議論ができなくなってしまいます。

日本の涙、それは太平洋戦争で「負けた」という、深く刻まれたプライドの破壊です。
日本を癒し、励まし、なごますためには、日本人に「哲学」を入れる必要があります。自己アイデンティティを回復する必要があるからです。
プライドを壊され、モノづくりへ走ったからこそ、哲学を失った日本人が新しい哲学をインストールすることによって、プライドを回復する道があります。
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