とことん自分の考えにもやもやして、考えから卒業しましょう

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あなたは自分の考えを意図的に止めることができますか?
おそらく、今このブログを読んでいる瞬間にも新たな考えが浮かんでいるのではないでしょうか。考えを止めることは本当にできるのでしょうか。
人間は動物と違い、考えることができる生き物ですので、考え1個が生まれることは本当は素晴らしいことです。一方、考えすぎてしまうと、うつ病と呼ばれるように精神を病んでしまうこともあります。うつ病になる犬はいないでしょう。考えることは素晴らしい能力である一方、悩みの種でもあるわけです。
何か知らない新しい情報と出会ったり、人と話しているときなど、日々考えることはあります。しかし、考えなくてよいことも考えすぎてしまうこともあります。特に仕事で忙しいときは仕事のことだけを考えていればよいですが、まとまった暇な時間になると、つい忙しいときには考えなかった未来のことばかり考えて気が付けば1日が終わっていた、なんていうことはないでしょうか。
よく「人生をよくするために考え方を変えましょう。」「新しい考え方を得る。」ということを聞きます。考え方を変えることによって自分自身の変化を創るという意味です。では、その「考え」1個はどのようにして今この瞬間に生まれてきているのでしょうか。
自分の考え1個が生まれる仕組みを、自分で説明することはできるでしょうか。説明できる人であれば、自分の考えをコントロールしている人でしょう。しかし、そのような人は多くありません。日本人は戦後の教育によって、自分で考える力を奪われているため、基本的に考えるより暗記することに慣れています。
考えることを放棄してモノづくりに1点集中して今の経済大国の地位に上りついたわけですが、今やそのモノづくり大国日本の地位は崩壊しています。
これからの時代は自ら考えることができる人が求められます。しかし、実際に量産されているのは考える力もなく、考えをコントロールすることもできない人ばかりです。
この矛盾をどのように解決すればよいのでしょう。
そのキッカケは
「とことん分からなくなるまで考える」
ことです。
考えの限界に出会わなければ次の次元への進化はありません。何か新しいものが生まれるときは必ず限界との出会いがあります。
考えに対する限界と出会うことを通して、考えが生まれる仕組みの方に興味関心が向きます。それが変化のキッカケとなるでしょう。
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