自分の無意識に気づかないことの地獄

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相手のことが理解できない
先日、クライアントのAさんからこのような相談を受けました。
正直、身近な家族と話していても、仲間と話していても、この人はいったい何を言いたいのだろう?相手は何を大事にしているのだろう?と疑問ばかりが出てきて、相手のことが理解できないんです。。
目の前で人が苦しんでいたり、泣いたりしていても、その人の涙、感情に対して、自分ごとのように共有共感することができない、こういう悩みを持っている人は多いのではないでしょうか。
私もかつてそうでした。日本人は全体的に感情を悪いイメージでとらえ、感情を表現することに対してマイナスイメージを持っています。
理想としては100%、相手の涙を感じたいし、相手に共有共感したい。そうすることで信頼関係を寄せたいのに、なかなか信頼関係が深まらない、そのような経験はないでしょうか。
人のことを理解したい、その反面、人のことを理解することは本当に難しいことでもあります。
ですから、人のことを理解するために、人間はいろいろな道具を開発してきました。
それが、動物占い、四柱推命などの占いです。生年月日をベースとした性格診断の要素として占いを活用することで、コミュニケーションではなく、ある意味機械的に人のタイプを分類するのです。
占いの弱点
占いが当たる当たらない、はどのように決まるのでしょう。生年月日だけで占うことができるのであれば、人気の占い師とそうでない占い師に分かれることもないでしょう。
何かしら違いがあるからこそ、良しあしが分かれるのです。その違いとは「どれくらい自分の観点をゼロ化して相手の宇宙そのものになり切れるか」です。
自分の思い込みの世界から相手を決めつけ、占いに対しても意味付け・価値付けをしてしまうと、本来当たっているはずの占い結果も外れてしまうのも納得です。
観点
しかし、自分の思い込み、観点をゼロ化するということは、簡単にできるものではありません。
なぜなら、そのような技術・道具はこれまで発見されていないからです。観点をゼロ化することができないからこそ、自分の当たり前を手放すことができず、自分も他人も傷つけてしまってきたのがこれまでの人類歴史です。
もっと言えば、そもそも自分の観点が何なのか、無意識に気づいていない、つまり観点を認知すらしていません。
よくもっと成功したい、もっと幸せになりたい、と言う人がいますが、それは今が満たされていないと言っていることと同じ意味です。
今が満たされない限り、常にできない自分、足りない自分、わからない自分を蓄積するばかりです。
まず、自分の持っている観点に気づき、深く深く絶望すること。絶望することに悪いイメージを持つ人も多いでしょうが、失敗がなければ成功もありません。
成功者と呼ばれる経営者ほど、大きな失敗や挫折を味わってもいます。究極の地獄を味わうことこそ、究極の天国への近道です。大きな失敗や挫折なしで成功しようとしても、それなりの成功しか得ることはできません。
自分を深く知ることで相手のことも深く知ることができます。まずは無意識エンジン発見セッションを受けることで、自分の深い深い無意識に握りしめている「観点」を知ることから始めましょう。
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