仕事=1日8時間・週5日働くこと、なのでしょうか?

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あなたにとって「仕事」とはどんなイメージでしょうか?
私は両親が学校の先生だったのもあり、小さい頃は自然と学校に行って先生としての役割を果たすことが仕事なのだと思っていました。
他にはテレビで見るようなJリーグの選手やプロ野球選手も仕事の一種でしたが、成長するに従って仕事というよりは、遠い憧れの存在となっていきました。
みなさんも同じように、小さい頃の夢が段々とかなわない夢だと気づき、そしていつしか夢が諦めに変わっていった経験はないでしょうか。
私も中学、高校と進学するに連れて夢は諦めに変わりました。高校が進学校だったのもあり、先生はいかに偏差値が高い大学に合格するかを重視しますし、周りの同級生も勉強するので、それに流されるかのように勉強していました。今振り返ると、あの時の勉強は何だったんだろう?と思うことがあります。振り返ったら全然楽しい思い出がないのです。
大学に進学を考える頃には私はシステムエンジニアを目指すようになっていました。その背景についてはこちらを参照ください。
大学を卒業してシステムエンジニアとして働くようになると、会社員のシステムエンジニアの働き方ははだいたい1日8時間勤務で週5日、月~金曜まで働くというものでした。これは他の会社員も同じようなものでしょう。毎月一度給料がもらえるわけです。
会社員としての働き方に慣れてくると、仕事=会社に行くこと、のようなイメージが染み付いてきます。当時を振り返ってみると、今のように個人事業主としての働き方など想像もしていませんでした。
会社での仕事1つをとってもそこで行うことは多様性に富んでいます。会社に毎日行っていれば給料がもらえるから、それだけに関心がある状態、上司の指示したことだけする状態、自分の役割はこれだ、と決めつけてその役割だけ全うしようとする状態、などです。仕事も細かくみていけばいろいろなイメージが出てきます。
最近では人工知能(AI)の進化が目覚ましく、人間がこれまで行ってきたことの多くがAIによって代行されつつあります。もちろん、時代の変化によって新しい仕事は生まれるわけですが、人間はAIと同じかそれ以上に進化・成長することができているでしょうか。AIの進化のニュースは毎日のように見かけますが、人間の進化について語っている人はなかなか見かけません。
これからのAI時代には、確実に何かしらの人間開発が必要になってきます。実際、Googleなど世界的IT企業が多数あるシリコンバレーでは、激しいテクノロジーの進化に対して人間が追いついていないという問題意識を持つ方もいます。これらの方々は「Wisdom2.0」というマインドフルネス関連のカンファレンスを開催するなど、人間のあるべき姿を模索しています。
人間開発が必要な時代、人間はどんな仕事をしなければならないのでしょうか。改めて考えてみてはいかがでしょうか。
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